わかばやし歯科医院

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脱灰で象牙質はどうなる?

象牙質の脱灰のしかたは、エナメル質とは異なります。健全な状態の象牙質では、スパゲティのように折り重なったコラーゲン線維のまわりに、ハイドロキシアパタイトの結晶が付着しています。🍝
それが細菌などの酸にさらされ続けると、結晶が溶け、線維も壊れていきます。このとき結晶は酸により溶けますが、線維は酸ではなく、たんぱく分解酵素により破壊されます。この酵素はもともと象牙質のなかにあるのですが、酸に触れると活性化し、コラーゲン線維を断ち切るように働きます。壊れた線維は元に戻ることはありません。
象牙質が細菌などの酸に直接さらされるケースには、むし歯がエナメル質を超えて進行した、エナメル質がすり減ってなくなった、歯ぐきが下がって歯の根の象牙質が露出した、などがあります。🦷

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