山梨県甲斐市龍地6443-1
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こんにちわ!理事長の若林です。
2023年も残すところあと1週間程となりました。皆さんにとってどのような1年でしたか?体調管理にはくれぐれも気をつけて素晴らしい新年をお迎え下さい🌅
さて今回は「抜歯」についてお話させて下さい。人の歯は親知らずをのぞけば28本。上あごに14本、下あごに14本、互いに協調しあって、咀嚼や発話など、私たちが生きていくための機能を果たしています🦷毎日お口のケアに励んで、定期的に歯科にメンテナンスに通っているあなた。1本1本の歯を大事にするのはとても素晴らしいことです👍また、むし歯や歯周病などで状態が悪くなってしまった歯を、よりいっそうのケアと歯科治療で少しでも長くもたせていく、というのも大切です。実際、「歯を多く残せている人ほど健康寿命がながい」とか、「医科にかかる医療費が少ない」というデータもあります。ですから「1本でも歯を抜く」というのは、患者さんにとって重大な決断であるとともに、歯科医師としても慎重な判断が求められる処置です。
出来るだけ歯は残したい…ですが、それでもやはり「抜かなくてはいけない歯」というものはあります。
例えば細菌のすみかになっていて、将来的に全身の病気につながりかねない歯や、他の歯をダメにしそうな歯。抜くことで、その後を補う治療がしやすくなる時など、抜かなくてはいけない歯の理由は様々です。
元気なうち、免疫力があるうちは細菌の活動を抑え込めても、けがや病気をして免疫力が落ちたり、加齢が原因で細菌が悪さをして全身に影響が波及することがあります。(誤嚥性肺炎など)ですから、細菌のすみかになっている歯は抜いておいたほうがいいのです。
他にも抜歯をすすめる理由として、歯根破折や重度の歯周病の歯も進行が止められない場合はあごの骨が減ってきます。あごの骨が減るほど、入れ歯やインプラントなどその後の歯を補う治療の難易度が上がってしまいます💦
ですが、抜歯をすすめられても、痛みがない、不便を感じていないなど、「目の前の問題になっいない」と、なかなか踏ん切りがつかないものです。ですが、今回お話したように、今後の治療の選択肢や将来の全身の健康を考えたときに、どうしても歯を抜いたほうがいいケースは存在します。ただし、抜く•抜かないを最終的に決めるのはもちろん患者さんご自身です。歯科医師の先生説明をしっかり聞いて、「本当に抜かなければダメなんだ」と納得したうえで決断いただければと思います。
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