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歯茎で作られたアミロイドβ。しかし、なぜこれが脳内に溜まるのか?なんとこれもpg菌の仕業だということがわかりました。
「歯茎でできた老人斑アミロイドβがなぜ脳に入り込んで溜まるのか」は研究者にとっても大きな謎でした。なぜなら脳には「血液脳関門」という門番のように働く脳血管の機構があり、血液中の異物が入り込めないからです。
この血管は細菌などが触れても容易に壊れるようなものではありません。「それでは歯茎などでできたアミロイドβはどうやってこの厳しい関門をすり抜けて脳内に入りこんでいるのだろう」この点が解明できないと、「歯茎でできたアミロイドβが脳に到達して溜まっている」とは考えにくいです。
この疑問をとくひとつの鍵と考えられたのが「pg菌」でした。pg菌が歯茎から血流にのって頭部に到達し、血液脳関門を構成する血管壁の細胞にくっつくと、そのpg菌に抵抗する血管壁の細胞がカテプシンβを作り出します。カテプシンβはその血液脳関門を構成する血管壁の細胞に、「アミロイドβを脳へと送り込む受容体」を増やすことがわかったのです。
この受容体から脳内に入り込めるようになったアミロイドβがジワジワと長い時間をかけて溜まり、徐々に神経細胞を傷つけ脳を萎縮させ、アルツハイマー型認知症を引き起こすと考えてられます。
pg菌は、歯茎の粘膜を壊して歯茎に入り込みアミロイドβをたくさんつくるだけでなく、つくったアミロイドβの脳内への輸送役もしていたのです。
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