山梨県甲斐市龍地6443-1
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Q.頬が腫れるほど悪化することって、話しには聞きますけどめったにないですよね?
A.体力が落ちたりストレスがかかったとき、急に腫れてしまうケースってけっこう多いんです。受験、就活、仕事の大一番、妊娠中など、人生の大事な場面で起こりがちです。
また、親知らずのせいで習慣的な噛みキズができて潰瘍をつくってしまうことも。抜歯の先送りはやめましょう。
問題含みの親知らずが引き起こすトラブルについて、まえページでご説明しました。
こうしたトラブルが起きているのに、「一時的に腫れただけだから」と抜歯を先送りにしたり、ご自分では気がつかなかったりしているうちに、さらに炎症が広がって起きるのが、ご質問にもあった、頬の腫れなどの「ほうか織炎」です。
ほうか織炎とは、皮膚やその下の組織に起きるの細菌感染症のこと。とくに親知らずの炎症は油断禁物で、舌の下、頬、下あご、そして首へと、周囲の軟組織の隙間をつたって急速に拡大しやすいのが特徴です。発熱して入院が必要になることもめずらしくありません。
お口の周りの咀嚼筋にも炎症が回るので、お口が開けにくくなったり食事を飲み込みづらくなってきたりしますし、重篤な場合は、気道閉塞や敗血症を引き起こしてしまうこともあります。それともうひとつ、問題のある親知らずを放置したときにしばしば起きてしまうのが、お口の噛みキズ。
スペースがないところへ親知らずが無理に歯列の奥の隅っこに生えるため、隣の頬粘膜を繰り返し噛んで傷つけ、潰瘍をつくってしまいます。
最初は「こすれて気になる」という程度でも、徐々に親知らずが頭を出して生えてくるにしたがって、耐え難い痛みに。我慢しても悪化する一方なので、ひどい傷をつくり食事に差し支える前に抜いてしまいましょう。
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