山梨県甲斐市龍地6443-1
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こんにちは!院長の若林です。もうすぐ1月も終わり2月に入りますが、まだまだ寒い日が続きますね。インフルエンザも流行しています。皆様お身体くれぐれもご自愛下さい。
さて今回のお話は「口腔がん」です。
去年堀ちえみさんの舌がんのニュースは話題になりましたね。口腔がんにまつわるお話をさせて下さい。
1.慢性的な刺激がリスクになります。
口腔がんになりやすい場所は、お口の中で「慢性的な刺激」を受けている場所です。刺激には、物理的なものと化学的なものがあります。物理的な刺激とは、歯が傾いていて舌やお口の粘膜にぶつかる、くちびるや舌を噛んでしまう、くちびるや舌を噛んでしまう、被せ物や入れ歯などが当たるなどです。重度のむし歯があたる粘膜が褥瘡(じょくそう)、つまり床ずれのようになり、口腔がんになったという報告も聞かれます。
一方化学的な刺激とは、食品の添加物や人工材料の影響も考えられますが、歯周病が関与することもあります。歯ぐきが腫れたり、出血したりする歯周病はお口の中に細菌感染による炎症が起きている状態で、その炎症がお口の粘膜への刺激となるのです。
口腔がんは慢性的な刺激が原因で発生することが多いため、発症する前にこうした物理的、あるいは化学的な要因を発見し、取り除くことが大切です。
2.お酒やタバコは粘膜を弱くさせる
お口の粘膜は加齢によって弱くなりますが、食生活や生活習慣の影響も受けます。ビタミン不足や栄養の偏りのほか、とくにお酒やタバコが粘膜を弱くさせます。粘膜が弱ると口内炎にもなりやすくなります。(ちなみに、辛い食べ物と口腔がんとの関連は報告されていません。)
まとめますと、お口の中の衛生管理は極めてきれいに保つことで、様々なリスクファクターを取り除くことができます。お口の価値を高めていきましょう。
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