わかばやし歯科医院

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マウステーピング

皆さんこんにちは!理事長の若林です。朝晩と急に寒くなってきましたね。季節の変わり目体調を崩さぬよう皆さんくれぐれもお身体ご自愛下さい。
さて今回は簡単にできて害のない健康法「マウステーピング」についてお話しさせて下さい。
就寝中のマウステーピングによる口呼吸防止は、むし歯や歯周病の予防にも効果が期待できます。夜間就寝中に口呼吸をしている方は、朝起きたときに「口が乾いてネバネバする」などとよくおっしゃいます。口呼吸をしていると唾液が乾燥するので、むし歯ができたり、歯石がつきやすくなるのです💦
歯の表面は硬く、カルシウムやリン酸などからできています。食事をするとお口の中のミュータンス菌が食べ物の中の糖を取り込んで歯の表面に酸を作り、カルシウムなどが溶け出しやすくなります😢これを「脱灰」と言います。脱灰が繰り返し起こると、歯の表面に穴が開き「むし歯」になります。
唾液には歯の表面から溶け出したカルシウムなどを補う「再石灰化」という働きがありますが、口呼吸で唾液が乾燥してしまうと、再石灰化が起こりにくくなり、むし歯ができやすくなるのです⤵️
就寝中に口呼吸をすると、お口の中が酸性になりやすいという研究があります。
歯の表面はpH5.5以下になるとカルシウムが溶け出すと言われています。研究によると就寝中に口呼吸をしていた人のpHが最小で3.6とかなりの酸性になっていたとのデータがあり、また唾液が減ると歯の表面のプラークのpHがさがるという報告もありますので、口呼吸はむし歯の面から考えても好ましくないのです。
唾液にはお口の中の汚れを洗い流し、キレイにする働きもあります。そのため、口呼吸で歯の表面が乾燥していると、汚れが残り歯石もつきやすくなります。歯石がつくと、歯ぐきが赤く腫れ、歯を支えているあごの骨、歯槽骨を溶かす「歯周病」になりやすくなります。就寝中にマウステープを使っていると、前と同じように歯磨きをしているのに、歯石がつきにくくなったというかたが多くいらっしゃいます。
マウステーピングによって鼻呼吸になるとお口の環境改善に繋がります。

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