わかばやし歯科医院

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根元が露出した歯のケア

◇ なぜ歯の根元が露出するのか? ◇

健康な方であっても、加齢によって歯ぐきは10年で約2mm程度下がるといわれ、特に高齢になると歯ぐきの組織が弱くなって歯ぐき下がりが加速しています。

その原因は、歯周病や歯を食いしばるクセです。また、強すぎるブラッシング、悪い噛み合わせ、歯並びなども影響していると考えられています。

◇ 根元が露出した歯の特徴 ◇

露出した部分は酸に弱いため溶けやすく、むし歯になりやすい特徴があります。歯の構造は、外側が硬いエナメル質、その内側は軟らかい象牙質でできていますが、歯ぐきにおおわれている根元部分には硬いエナメル質がありません。つまり、歯ぐきが下がり露出した部分というのは、軟らかい象牙質がむき出しになっているため、無防備な状態といえます。

神経が無数に通っていて、露出している部分に外部から刺激が加わると、飲食物や歯ブラシの毛先などに刺激され、しみる・痛むといった、いわゆる知覚過敏の状態です。

◇ 根元が露出した歯のケア ◇

根元が露出している部分は、やさしくブラッシングしてあげるのがポイントです。むし歯ができやすいからといって歯ブラシでゴシゴシと強く磨いてしまうと、歯ぐき下がりを進行させるだけでなく、象牙質の部分が削れてえぐれたようになる「くさび状欠損」の原因にもなります。知覚過敏の症状がある方は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用しながら様子を見ましょう。被せ物のある歯と歯ぐきに隙間ができてしまった場合は、食べカスなどが挟まりやすいです。毛束が小さいタフトブラシを使って磨くと、小回りが利いて丁寧なケアができるでしょう。

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