わかばやし歯科医院

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歯の根の治療ってどんなの?

Q、虫歯がいたくて歯医者さんで診てもらったら神経にまで達していました!それで歯の神経を取る治療を受けることになったんですが、どんなことをするんでしょうか?治療をうければ治りますよね?

A、歯の神経を取る歯の根の治療はとても難しい手術です。なにしろ相手はミクロの細菌。しかも複雑に入り組んだ根の内部で繁殖しています。まずはどれだけ難しい治療かをお話しします。

歯の内部には神経があり、それが通る管を根管と呼びます。歯の神経に虫歯が及んでいるということは、根管の中の神経が細菌感染を起こしている状態です。虫歯の穴から細菌が入り込む以外にも、歯ぎしりなどの過剰な噛む力や、転んだ、ぶつけたなどの外傷により歯に亀裂が生じ、そこから細菌が神経に入り込んで感染を起こすこともあります。ズキズキとした非常に強い痛みは、細菌が起こす炎症や、炎症によってできた根の先の膿みによります。
歯の根の治療は、歯の内部の細菌感染を起こした部分をきれいに取り除く治療です。根管の中を掃除するので根管治療ともいいます。取り除いたあとは、細菌を新たに入り込ませないように、削った隙間をうめます。感染した部分がなくなれば痛みもなくなっていきます。とはいえ、感染部分をきれいに取り除くのは非常に難易度が高いです。根管は1ミリ以下と非常に小さく、形も複雑。しかも相手は数マイクロメートルというミクロの細菌。取り切れていないとまた繁殖して感染を起こします。ですから歯の根の治療は、歯科治療のなかでも最も難しい治療の一つとされています。治療を受けられる際は、これをまずご理解いただければとおもいます。

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