わかばやし歯科医院

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歯を残すには定期的なメインテナンスが大切です Column.07歯を残すには定期的なメンテナンスが大切です

治療の様子

メンテナンスは、治療などによって得られた健康な状態を維持させ、再発を防止することを目的としています。

虫歯や歯周病は、再発が多い病気と言われています。その理由の一つに、日本人にはこのメインテナンスを受ける習慣が定着していないことがあげられます。虫歯、歯周病治療が終了してもきちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。

実際に長期間にわたり虫歯や歯周病の治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メンテナンスを行わなかったばかりに2~3年後に再発をしてしまう方もいらっしゃいます。

歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。はじめは、ブラッシングも非常に注意をし、一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。

欧米と日本の定期健診受診率と残存歯数の比較 欧米と日本の定期健診受診率と残存歯数の比較

欧米諸国の定期健診の受診率と高齢者(80歳)の平均残存歯数(残っている歯の平均本数)をご存知でしょうか?
日本、アメリカ、スウェーデンの受診率の違いは以下となります。

国別 定期検診受診率 高齢者の平均残存歯数
日本のデータ 2% 8.8本
アメリカのデータ 80% 17本
スウェーデンのデータ 90% 25本

スウェーデンやアメリカでは、定期健診の受診率が70 ~90%と高く、それに伴い高齢者の平均残存歯数も多くなっています。一方で日本は受診率が2%と非常に低く、残存歯数もわずか8.8本と少なくなっています。

歯の専門家によるクリーニングで歯を守ろう! 歯の専門家によるクリーニングで歯を守ろう!

むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)や食べ物やタバコでついた着色汚れなどは、毎日のブラッシングでは取りきれません。

これらに対応するためにPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)という歯科でしかできないクリーニングがあります。毎日のブラッシングに加えて定期的にPMTCを行うことで、蓄積しがちな歯垢や着色汚れ、細菌(バイオフィルム)を取り除き、むし歯や歯周病を防ぐことができます。

当院ではメインテナンスに力を入れてます。虫歯や歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期健診が重要となります。治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。