わかばやし歯科医院

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矯正歯科が必要な不正咬合はどんな種類があるのか? Column.10矯正歯科が必要な不正咬合はどんな種類があるのか?

不正咬合とはどんな状態で、どんな問題があるのでしょうか。不正咬合の種類ごとに見ていきましょう。

人の歯は、前歯の真ん中がきちんと揃い、上下の奥歯が山と谷の関係で噛み合って、下の歯は上の歯よりも1~3mm内側に位置しているのが、正常な噛み合わせとして、機能的にも形態的にも理想的です。

不正咬合の問題とは 不正咬合の問題とは

不正咬合とは、正常な噛み合わせに対し、歯並びや噛み合わせが悪い状態を指します。これを治すためには、矯正歯科の治療が必要です。不正咬合だと、見た目が気になるのはいうまでもなく、歯の健康、さらには消化器官など全身の状態にも影響を及ぼします。

歯並びが悪く、歯ブラシが届きにくい部分があると、汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病、歯周炎を引き起こすこともあります。矯正歯科の治療を受けることで、歯の見た目をきれいにし、口腔内疾患のリスクを減らすことができます。

不正咬合の種類 不正咬合の種類

不正咬合といっても、症状は様々で、その症状や患者さんの要望により治療方法も異なります。一般的に矯正歯科が必要とされる不正咬合には、次のような種類があります。

叢生(そうせい)
乱杭歯(らんぐいば)

叢生 乱杭歯

歯並びがデコボコになり、重なり合っている部分が見られる状態です。顎の大きさに対し、歯が大きいことが主な原因とされます。八重歯も叢生の一つです。歯ブラシが届きにくく、口腔内環境を清潔に保つのが難しく、口腔内疾患を引き起こしやすくなります。

上顎前突
(じょうがくぜんとつ)

上顎前突

いわゆる「出っ歯」と呼ばれる症状で、上の前歯が強く前に傾斜していたり、上顎の歯全体が前に出ていたりといった状態です。前歯が出ていると、口が閉じにくく、閉じようとすると口元に不自然なシワができてしまい、見た目を気にして矯正歯科にかかる人が多い症状です。原因として、前歯の角度異常、上顎の過成長、下顎の成長不足、指しゃぶりなどの習慣が考えられます。

下顎前突
(ががくぜんとつ)

下顎前突

「受け口」と呼ばれる症状で、下の歯が上の歯より前に出ている状態です。本来上の歯が下の歯を被うのが正常なので、噛み合わせに支障が出てきます。「サ」行や「タ」行などの発音がしにくい場合もあります。また、噛み合わせ異常による歯へかかる負担も大きくなるので、矯正歯科で早めの治療を始めることが勧められます。

開咬
(かいこう)

開咬

奥歯の噛み合わせに問題が見られないのに、前歯の上下は開いていて噛み合わない状態です。前歯が開いていることで、前歯で物を噛み切れず、食事面での支障が出ます。指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などの生活習慣によって起こりますが、一度なったら生活習慣では治せず、矯正歯科の治療が必要になります。

蓋咬合
(かがいこうごう)

蓋咬合

上の歯と下の歯の重なりが深く、上の前歯が重なって、下の前歯が見えないような状態です。深く噛み込んだ歯によって、歯肉が傷つけられたり、歯と歯が接触している部分に咬む力の負担が大きくかかったりして、歯が摩耗しやすくなります。また、下顎が前に出られずに、関節でひっかかり、顎関節症を引き起こすこともありますので、矯正歯科での早期治療が重要です。

空隙歯列
(くうげきしれつ)

空隙歯列

顎の大きさと比べて歯が小さい、もしくは歯の数が少ないことにより、隙間が多くなっている状態をさします。歯の隙間に食べ物が挟まって、歯磨きがしづらくなります。

正中離開
(せいちゅうりかい)

正中離開

「すきっ歯」と呼ばれるもので、前歯の間に隙間が見られます。骨の中に留まっている余計な歯である「正中埋伏過剰歯」や、上唇の裏側の筋「上唇小帯」の発育異常などによって、起こります。矯正歯科での歯列矯正と、審美歯科でのダイレクトボンディングやラミネートベニアといった治療が有効です。

交叉咬合
(こうさこうごう)

交叉咬合

上下の奥歯の噛み合わせが一本以上ずれている状態です。原因が歯にある場合と顎にある場合に分けられます。

以上のように分けられますが、一概にどの種類が重症ということはできません。一見、歯並びが悪くても治療はスムーズに進むこともあれば、逆にさほど悪くなさそうでも治療が難航することもあります。矯正歯科で、自分の不正咬合の状態を調べ、適した治療を受けましょう。